歩くために歩く。
息子が歩けるようになりました。
よち、、、よち、、、よ、、ち、、、、
と、親の手に引かれながらたどたどしく歩く姿が
とっても可愛い!と思っていたのもつかの間
もう、手を引かれなくても
よちよちよちよち
歩く、あるく、歩く・・・
それでもまだ、スタスタは歩けないのですが
歩き始めから一人で歩き出すまでの早いこと!
そして、歩き出すとズーーーーット歩く。
家の中を楽しそうにずっと歩いています。
その姿を見ていて、ふと以前読んでいた本を思いだしました。
https://www.amazon.co.jp/「今、ここ」に意識を集中する練習-ジャン・チョーズン・ベイズ/dp/4534054149
私はせっかちなので ”ながら” が好きです。
食べながらラジオを聴く
朝ご飯を準備しながら夜ご飯のおかずの下ごしらえと1品作っておく
”ながら” でする方が2つ、3つのことを同時に進行できて
一気に色々終わらせられた気になっていたのですが
実は時間が結局倍かかっていたり、どちらかにミスがあったり。
生活のことなら何も支障がないのですが
仕事をしている時、1つの案件を進めながらこっちも同時にできるかも・・・
と、同時進行しようとして頭の中のタスクが追いついておらず
凡ミスから大きい間違いを引き起こしてしまったことがありました。
これはダメだ!と思っている時に本屋さんでこの本と出会ったのです。
マインドフルネスとは、
禅をベースに今ここで起きていることに意識を向けて、完全に集中するということ。
私は何かしながらつい、次のこと、またその次のことを考えながら作業をしてしまっていましたが、マインドフルネスは今、していることだけを考えるのです。
この本ではマインドフルネスを習得するための実践的な練習法が載っていました。
当時はすごく感銘を受けて、自分にできそうなことからやってみたりしたのですが
いつの間にかこちらも継続ならず・・・(笑)
実践できてたのかも覚えていないのですが
毎日完全に次のこと考えながら生活してるので習得できてないことは確かです。(笑)
私たちは目的地があって歩きます。
できるだけ最短距離を目指して、何ならエレベーターとか、できるだけ歩かなくても良くなる方法も使って。
でも、息子は立てることが楽しくて、立って視界がグンと広がった世界で
自分の力で歩くことによってどこへでもいけることが楽しくて
どこに行くためではなく、歩くために歩く。
たどたどしい足をあげたり下げたりしたら前に進めて
両手を広げたらバランスが取れて
手が自由になると物を持ちながら運べることをまなんで
風が吹いたら全身で受け止めて歩きにくいことを知って
「歩く」という行為を体全部で感じて楽しんでいるように見えました。
息子といると、今ここに集中するということの意味を
改めて教えてもらっているように思います。
物を上から落とすこと、真剣に紙をひたすらくちゃくちゃに丸めること・・・
飽きない?って思ったことがあったのですが、彼はずっと真剣。
いつの間にかできることが増えて、欲張りになり集中することが疎かになっていたようです。
息子と一緒に、私も”今”に集中する練習をして
今しかない子供と過ごす時間を目一杯楽しみたいと思います。
皆さんが全集中してしまう瞬間はどんな時でしょうか?(笑)
1日の中で意識的に集中する時間を作って好きなことに取り組むというのも
新しい自分と出会うきっかけになるかもしれませんね。