五色を食べる
不安定なお天気が続きますね。
暑い日の間に雨で湿気が強くなると
もともと胃弱な私はどうにも胃腸が重くなってしまいます。。。
豆やとうもろこしで胃に優しく
余分な水を出しながら
胃腸を労って夏を乗り切りたいところ・・・・
しかし、一人暮らしだと自分の症状に合わせて
その日のメニューも決められますが
主人と息子のご飯も考えると
それぞれのメニューというのは難しく
品数を増やしてみんなに合うものを・・・
とも思いますが、正直そんなに時間はかけられない!
(特に旦那さん、好き嫌いが多め笑 )
そして私は料理が上手じゃないし、何ならちょっと苦手!
今日は、忙しくても日々意識して続けている
食事のポイントについてお話ししたいと思います。
自然界にある全てのものが五種類に分類されている
中国では古来から自然の万物は5種類の要素から成り立っているという考え方があります。
5種類の要素にはそれぞれの特徴と特性があり、互いに助け合ったりコントロールしあって影響しています。
その中で五行説という考えかたがあります。
五行説とは全てのものが 木・火・土・金・水 の基本要素から成り立っているという考えかた。この五行説を用いて漢方では診断や治療、養生を行います。
(四柱推命等の占いが好きな方とかは見た事があるかも!)
そして、全ての自然界・人の体や精神もこの五行説それぞれの特性に応じて当てはまるようにできています。
例えば季節だと春は木に当てはまります。木は成長や芽吹きを表しています。
そして春の季節は冬眠から目覚め、生命が活動しだす時・・・確かにぴったり!
食卓で五色を揃える
五行説に当てはまり五色は 青・赤・黄・白・黒。
青は葉物など緑の食材が適応します。
五色は難しく考えすぎず、食べる部位の食材の色で判断すればOK。
青・・・ほうれん草、春菊、小松菜、セロリ等
働き*熱を沈めてイライラやのぼせを改善してくれる食べ物が多い。
注意*体を冷やす効果のあるものが多いので、胃弱や冷えの強い人はとりすぎ注意
赤・・・トマト、人参、赤みの多いお魚やお肉、レバー、マグロ、カツオ等
働き*血液を補い貧血傾向の改善に。
注意*胃腸に張りやげっぷなど症状がある場合、とりすぎないように。
黄・・・じゃがいも、かぼちゃ、お味噌、大豆等
働き*気を補う食材が多く、消化機能を整える
白・・・玉ねぎ、大根、カブ、白ごま等
働き*巡りをよくし、皮膚を潤す働きがある
注意*冷えが強いときは、冷えやすい食材が多いので生食は控えて
黒・・・わかめ、海藻類、黒豆、黒ごま、貝類、エビ等
働き*発育促進、滋養強壮、老化防止
注意*老廃物が溜まっていたり、二日酔いの時はとりすぎないように
五色にも体に作用する働きがありますが、もちろん全ての食材に当てはまるわけではありません。あくまで目安に捉えていただければと思います。
実は和食は自然に五色揃っている
一食に五色をって食材増えて結局難しいですやん・・・とげんなりしそうですが
1日トータルだと、五色は意識するととりやすく
意外に今まで自然と五色のバランスを取れていた!ということがあります。
例えば、最近忙しくて朝は味噌汁にご飯に海苔だけ!ということも多いのですが
ご飯・・・白
味噌汁・・・だしに昆布(黒)鰹(赤)調味料は味噌(黄)
のり・・・黒
この3つだけでも四色取れているんです!
ここで、後足りない青色としてほうれん草を味噌汁の具材に加えて、
後の具材に季節の食材をプラスして少し具沢山味噌汁にすれば自然と一食で五色とれてしまいます。
昆布に鰹だしという、目には見えないけれど要素が旨味として加わり自然と口にできている。
これが和食のいいところ。
そして、定番の卵焼き、ほうれん草のおひたし、シャケの塩焼きがあれば
見た目にも五色が勢ぞろい!改めて、和食って素晴らしい。
難しく考えたり、効能を考えながらの組み合わせを・・・
と思うと結局疲れてしまって続かないこともあります。
毎日色々考えるというのは大変ですが
五色を食卓に揃える!ということだけ意識して
食卓が彩りよくなり、彩りがいいと見た目にもご飯が美味しそう!と、食欲がわきます。
大切なのは楽しく続けられて、食べたくなるご飯。
いくら気をつかって頑張っても、食欲がなくては食べられません。
そして、楽しくないと続かない。
今日も色々あったけど、五色はちゃんと食べれたぞ!頑張った私!
っていうのが私は楽しいんです(笑)
目標は低くとも日々続けることが最大の目標。
皆さんも、日々の薬膳やご飯で意識してることがあれば教えてください!
今日のポイント
✔︎自然界は五種類で分類されている
✔︎5色を1日トータルで食べる
✔︎自分なりの方法で毎日少しでも楽しく続ける
次回の、のんびり薬膳さんは?***水無月のおはなしです!
今日もきげんよくいきましょう!